ワタシにとっての当たり前はアナタにとってはビックリなのかもしれない

 

奈良市のお店はものすごく早い時間に閉店します。(「大仏商法」とお誉め頂くやつです。)大体19:00ぐらいになると奈良の三条通りという、原宿でいう竹下通り、大阪でいうと御堂筋、京都で言うと四条通りとかにあたるメインの通りは真っ暗です。飲食店も22:00以降開いてるところはかなり限定されます。これって奈良に住んでると普通なことなんですが、他の県から来た人はびっくりします。
 
さすが奈良、大丈夫か?奈良、健全だな奈良という話ではなくて。。
知ってる人からすると当然のことでも、知らない人からするとビックリな訳です。多分「鍼灸」もそうなんだろうなと思うわけです。
 
改めまして、こんにちわ。自律神経治療・美容鍼灸の奈良鍼灸ライト治療室・テラニシです。
 
美容鍼灸で来院される方は割と鍼は初めての方がほとんどだったりします。初めてでなくても安心して受けてほしいし、効果があることもわかってほしくて、テラニシは時間をかけて説明しています。
 
(初回は施術の前に30分ぐらいカウンセリングのお時間頂いてます。詳しく状況をお聞きしたり、施術の説明をしたりのお時間です。)
 
実際に来院してくださる方はある程度調べたり、興味を持ってくださってる場合が多いですが、今初めて鍼灸院のホームページに来て頂いた方からするととんでもなく怖いものだと思います。だって鍼が刺さるんですもの。画鋲踏んだら痛いですもの。
 
でもね、鍼灸で使う「鍼(はり)」は「針」とは違うんです。病院の注射「針」は中を液体が通る管なので全く構造が違うのです。「髪の毛ぐらいの細さ」っていう言葉を鍼灸の業界ではよく使いますが、実際こんなペロンペロンです。
 
 

<昔からペンギンが好きなんです。ボーッとしてる感じが何時間でも見ていられます。鍼にはかんけいありません。>

 

 
目的や体質に合わせて鍼の太さや長さは変えますし、鍼灸院によっても太めの鍼を使う先生、深く刺す先生、刺さないで触れるだけの先生とか様々ですが、ライトはかなり細い鍼を使います。一番太くても0.14mmとか、お顔に刺す鍼は0.10〜0.12mmぐらい。(上の動画の鍼は0.14mm)
 

ーー日本人の髪の毛の太さは、「0.05~0.15mm」

(引用参照https://hagelabo.jp/articles/hair-thickness)

 
という訳で、割と太めの髪の毛よりは細いぐらいですね。
もちろん、体質に合わせて選ぶので太い方が良い方にはもう少し太い鍼も使いますし、敏感な方には刺さないで触れるだけの鍼も使います。(「接触鍼」という呼び方しますね、テラニシはこれも得意です。)
<刺さないで触れるだけ、実は効果が出るのです!>
 
 
 
画鋲や縫い針とは全く別物ということです。全く何も感じない場合もあれば、かすかにチクっとする時もあれば、鍼が入っていく時に「ズーン」と響く感じがする時もあります。(マッサージでいう「あ〜効く〜」な感覚に近いです。この「ズーン」が気持ちよく感じる方も多いですね。)
 
でもね、細いだけで痛くないという訳でもないんですね、これが。
 
 
 

細ーい鍼でも上手に打たないと痛いんです。

 

実は逆も然りで、

多少太めの鍼でも上手に打つと痛くないのです。

 
 
 
「鍼灸行ったけど痛かった」という感想の方の8割はこれなんじゃないかと思います。つまり、痛くなく打つ技術があるのかということ。(よほどの極太のハードボイルドな鍼灸は除外してくださいね。)
 
資格取ってすぐの頃にテラニシは先輩に「まず痛くない鍼を打てるようになりなさい」と言われました。ツボが合ってる合ってない以前に痛い鍼はその時点で無しだと。痛い思いをしにいらっしゃってる訳ではないですからね。という訳で、自らの太ももを実験台にしてずーっと鍼打ってました。チェックの意味も込めて今でも夜な夜な太ももさんには協力してもらってます。(病院の注射もベテラン看護師さんだと全く痛くないですもんね。当たり前だけど技術は本当に大事。)
 
銀座の美容鍼灸の鍼灸院にいた頃には、新規でいらっしゃる方はほとんど鍼灸初体験の方ばかり。痛くない鍼をしないとどれだけ効いていても、また来ようとは思いにくいですものね。という訳で、テラニシの鍼は痛くない鍼、優しい鍼に仕上がってます。
 
身体の中に入っていくので、全ての鍼が全く何も感じないということはないです。でもね、それも大切な情報。感じやすい場所があるということにも意味があります。それが心身の不調のサインであったりもするんです。
 
だから、遠慮せず我慢なんかもちろんせずに感じたことそのまま教えて下さい。刺激の仕方はいくらでも調節します。どうしても怖いとか、先端恐怖症とか金属アレルギーの場合は手技でも対応できます。
 
 
鍼灸師からすると太さが色々あること、痛くなく鍼するのに技術が必要なのも当然のこと。でも、受けたことない方には全く想像のつかないこと。どこの鍼灸院に行っても痛いのを我慢して極太の鍼をされるもんだと思ってる方って結構な割合でいらっしゃいます。そういう方は効果はあっても絶対受けたくないと思ってらっしゃいます。
 
 
鍼灸師の私にとっての当たり前は、他の方には当たり前ではないのですね。あの人なんだかいけ好かないわなんて思ってても実際話してみたらすごく分かり合えることもありますよね。アイドルが恋愛するのは人間だから当たり前と思うか、けしからんと思うかそれもまた同じようなことだと思います。正しい情報があれば、その対象のことをよく知っていれば気にならないことでも、偏った情報しかないとけしからん!ことに映るのかもしれません。(テラニシはアイドルについては特に思い入れはないのですが、自分の持っている情報や知識によって物事の見え方って随分変わるなぁというおはなしです。)
 
という訳で、今日はライト治療室の鍼についてのおはなしでした。
少しでも安心してライト治療室にご来院して頂けたら幸いでございます。
 
あらあら長文ですね。鍼の太さだけでもまだまだ朝までお話したいぐらい。まだ鍼を受けたことがない方に少しでも伝わっていれば幸いです。続きはwebで、あ、webだった。続きはご来院の際にでも。
 
ていうか、そもそもなんで鍼を刺す必要があるの?なんで効くんだ!ていうお話はまた次の機会に。奈良のお店が早く閉まる謎、大仏商法についてもまたの機会にでも。
ライトは大仏様も鹿さんもお休みになった23:00ぐらいまでやってます!
 
それではまた。
 
 
 
そこに光を、
ライト治療室 てらにし そうへい
 

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