名前をつけて保存 「ライト」という名前の話
こんにちは。
飼っているチワワが最近鎖骨の上に乗ってくつろぐことを覚えたので、なんだか頸動脈が圧迫されがちな奈良鍼灸ライト治療室のてらにしです。
鍼灸院の名前を伝えると、「なんでライトなの?」というストレートなご質問を頂くので今日はそのあたりを。
赤ちゃんが生まれた、まずやること名前をつけることです。
(「今からお前の名前は千だ」)
さぁ、開業するぞっていう段階でまずやること、お店の名前です。
「名前なんてなんでもいい」
「やっぱりテラニシ鍼灸院ですか?」
「千尋っていうのかい?贅沢な名前だねぇ」
色々なご意見がありました。
でも、てらにしはお店の名前ってとても大切だと思っています。
例え、ひとりでやっているお店でも。
「てらにし鍼灸院」
「奈良鍼灸院」、、、、
なんだか何も印象に残らないし、イメージも広がらないと思ったんです。
なんだか長くて言いにくいですしね。
ということで自分が描くイメージ、作りたい世界観、やりたい施術、提供するもの、、、、などなど全部書き出してみて、こねくり回して、あーでもない、こーでもないして最終的に残ったのが「ライト」という言葉でした。
<ちなみに「治療院」にしなかったのは
銀座でお世話になった「銀座ひらた治療室」さんへのリスペクトと、なんとなく語感が好きなのと、「一人でやってて『院』ってなんだか大袈裟やな」というこだわりからです。>
1.灯り(電灯)としての「ライト」
2.光としての「ライト」
3.light(英語「明るい、明るくする、照明、灯台、点火物(マッチ)、軽い、軽快な」)としての「ライト」
4.right(「正しい」)としての「ライト」
色々な状況やものごとも、どこに光をあてるかで全く意味が違ってくると思うのです。
辛いとか苦しいとかもういやだとかっていう状況を少しでも明るくしたい、違う方向から光があたることで再び輝く、そんな場所にしたいという思いがこもっています。
「暗いと不平をいうよりもすすんで明かりをつけましょう」
どこかでお聞きになったことあるでしょうか?
この言葉からもイメージを分けてもらいました。
キリスト教関係の言葉らしいというのは後から知りました。てらにしは根っからの無宗教なのですが、好きな言葉です。
(苗字に「寺」が入るのと、数年前は坊主頭だったこともあって「実家はお寺なの?」とよく言われました。)
不平を言っていてもどんどん暗くマイナスが増えるだけ、
むしろその場を明るく切り替えてしまえられれば、マイナスはそれ以上寄ってこないと思うのです。
てらにし自身、過去に自律神経失調症をやっていた頃は、
天気がとても良くても、
テレビで面白いコントや漫才を見ても、
すごく良いことがあっても
気分と体調はずっと終わりのない暗闇にいるような感覚でした。
すがる気持ちで初めて行った接骨院の鍼灸師さんに
「大丈夫ですよ、治りますよ。」
とはっきり言ってもらった時にやっと光が差し込んだのを覚えています。
HPや看板を見た方の中で、少しでもそんなイメージが広がればいいなぁと思っています。
もちろん、てらにし自身も「ライト」という名前がつくことで、イメージが固まっていることで、その世界観に入り込めますし、迷った時にもブレずに原点に帰ることができるのです。
もちろん名前が何であってもやることは変わらないんですけどね。
「ライト」があなたのところに光が差し込むきっかけになれれば嬉しいです。
そこに光を
鍼灸ライト治療室
てらにし そうへい
追伸
「『ライト』ってことは何か光線をあてる治療をするの?」
という想定していない角度からの質問を過去に頂きましたが、
ライト治療室は鍼灸と手技と対話(言葉)で治療をするので今の所は光線治療はやっていませんのであしからずです。
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